WIZとは?

WIZ(ウィズ)は、精密部品加工、モールド金型加工、プレス金型加工用に開発された業界最先端のワイヤ放電加工機用CAMシステムです。
最大の特長は、使用している加工機と同じデータベースを用いて加工条件を設定できることであり、またCAM上で加工条件、オフセットを付加したNCプログラムのドライランシミュレーションが行えることです。これにより、機械側での加工条件の追加や形状確認の必要がなくなり、段取り時間の短縮に効果があります。
ぜひお試しください。

加工プログラムを手間なく作成

ワイヤ加工部を自動抽出

3Dモデル(Parasolid, IGES)から直接ワイヤ加工部を認識します。
2Dデータへの変換作業が不要になります。
ワンクリックでダイ・パンチ・オープン形状を認識し、板厚やテーパ角度を含む加工部を自動で抽出します。

ワイヤ加工部を自動抽出

加工開始穴を自動生成

ワンクリックで加工部に適した開始加工穴とアプローチ位置を生成します。
さらに開始加工穴の座標を出力し下穴加工に使用することができます。

加工開始穴を自動生成

加工機と同じデータベースで最適な加工条件設定

マキノワイヤ放電加工機すべての加工条件(1000種類以上)を内蔵しています。
加工条件検索画面で誰でも最適な加工条件を選択できます。
また、使用頻度の高い加工条件を登録でき、テンプレートとして利用できます。

加工機と同じデータベースで最適な加工条件設定

さまざまな加工に対応

テーパ、上下異形状、コアレス加工などのプログラミングが可能です。

  • テーパ加工
    スライドコアにも対応しています。
    テーパ加工
  • 上下異形状
    円弧補完出力に対応した上下異形状加工を標準で搭載しています。
    上下異形状
  • コアレス加工
    ワンクリックでコアレス加工パスを出力します。
    コアレス加工

豊富なシミュレーション機能

オフセットを加味した3D形状で直感的な加工シミュレーションができます。
オフセットを加味した3D形状で直感的な加工シミュレーション

上下異形状のコア抜きの方向もシミュレーションにより確認できます。
上下異形状のコア抜きの方向もシミュレーションにより確認

シミュレーション後の形状はストックモデルとして寸法確認ができます。
加工面断面表示により細部の加工形状の確認もできます。
シミュレーション後の形状はストックモデルとして寸法確認ができます

オフセット干渉の自動修正

オフセット干渉は自動で検出され、修正することができます。
オフセット干渉はシミュレーション時に検出され、加工軌跡を自動で修正します。
オフセット干渉の自動修正