FFAUT V.25.0 新機能
加工機能
切削時間または切削距離で工具軌跡を分割
加工時間(切削距離)が長い加工では、工具寿命が尽きてしまい、途中で工具が破損したり、加工面が悪化したりすることがあります。その場合、工具軌跡を分割して短くします。この機能を使用することで、分割された工具軌跡を効率的に作成することができます。
加工モデルに干渉しない工具の突き出し長を算出
工具の設定では、モデルに干渉しない首下長のカッターを選択し、突き出し長を設定する必要があります。この機能を使用することで、加工モデルに干渉しないカッターの突き出し長や首下長を算出できます。
モデル上の点や面を使用して、工具軌跡の進行方向角度を指定
工具軌跡の進行方向を、モデル上の2点、接線、フェース法線を用いて角度指定できるようになりました。以下の加工設定で、軌跡動作に「一方向」または「ジグザグ」を選択した場合に設定が可能です。
- 等高線荒加工
- 投影加工
- 等高投影加工
- 平面加工
<穴あけ加工> 穴をジグザグの順序で加工
従来の「穴位置のソート」は、軸方向など一方向に並べ替える機能に限られていました。この機能により、X軸またはY軸を基準としたジグザグ方向での自動並べ替えが可能になりました。また、指定した範囲内(検索幅)に含まれる穴を加工順序に含めることができます。
<等高線加工> 等高スパイラル動作でスキャロップ一定動作が可能に
「等高動作タイプ」が「スパイラル」の場合でも、「スキャロップ高さ一定動作」が使用できるようになりました。これにより、平坦部での削り残しを防ぎつつ、側面部では必要以上に工具軌跡の間隔が狭くならないように加工が可能です。
操作・画面
一覧表示編集のコピー機能を強化
[一覧表示編集]画面で「カテゴリ単位で設定をコピー」および「複数の加工データへ同時に設定をコピー」ができるようになりました。
ZOLLERツール測定機セットアップシートを出力
ZOLLERツール測定機で読み込めるセットアップシートファイル(.xml)を出力できるようになりました。
ZOLLERセットアップシートとは、FFAUTから出力される外部工具ID(識別番号)とT番号の対応表です。ZOLLERツール測定機にインポートして利用します。
FF/SIM
CLシミュレーションの削り残し表示を高速化
「データ作成(詳細)」の場合、視点の移動や回転時の描画時間が大幅に短縮されました。