FFCAM2017新機能
無駄のないカッターパスを出力し、加工時間の大幅な短縮を実現します。
加工系機能
加工方向算出機能
工具と加工形状が干渉しない、適切な「割出し角度」と「突き出し長」を自動算出します。
干渉しない適切な角度を算出するために、かかっていた工数を大幅に削減できます。
加工方向算出機能の効果 *
割出し角度 | 突き出し長さ | 加工検討時間 | |
---|---|---|---|
Aさん | A軸 : 68 , C軸 : 12.5 | 27mm | 40分 |
Bさん | A軸 : 53 , C軸 : 20.0 | 30mm | 15分 |
Cさん | A軸 : 50 , C軸 : 15.0 | 30mm | 30分 |
加工方向算出機能 | A軸 : 63 , C軸 : 12.0 | 21.8mm | 5秒 |
等高ステ面加工/高送り加工機能を追加
高送りラジアス工具の特性を生かした、「高送り加工」専用のカッターパスを出力。
無駄のないカッターパスで、加工時間を短縮します。
削り残しとなる部分を通るように変形した工具軌跡を出力します。
XY方向のピック幅も調整します。
高送り加工:右図
削り残しとなる部分の中心を通る行き戻りの工具軌跡を出力します。
高送り加工:右図
コーナR部加工/溝部パスの抑制機能を追加
削り残し部が溝形状であるかどうかを判定して、[領域沿い]の軌跡を抑制します。
溝部においてカッターパスの乱れが発生することを回避します。
領域沿い
指定した“溝角度”以下の溝で、カッターパス生成を抑制します。
等高+領域沿い
指定した“溝角度”以下の溝に、等高線加工のカッターパスを生成します。
等高投影加工/底部コーナR付け機能を追加
かけ上がりや、かけ下がりの時にかかる工具負荷を抑え、加工中の工具のビリを防ぎます。
右図:底部コーナR付けあり
平面加工/丸駒底面干渉チェック機能を追加
傾斜切込みをする際、ワークと工具底面の接触箇所の傾斜角度を自動的に調節し、ワークへの接触を防ぎます。
工具底面が干渉する狭いポケットがある場合
右図:丸駒底面干渉チェック ON
工具軌跡を出力しません。
切込み時の傾斜角度
右図:丸駒底面干渉チェック ON
干渉しないアプローチ角度。
経路加工、2D輪郭加工/Zジグザグ追い込み機能を追加
開曲線を効率よく追い込むことができるため、加工時間が短縮できます。
2D輪郭加工
右図:動作種類 ジグザグ
左図:動作種類 一方向
ハイデンハイン用固定サイクル対応
[穴あけ加工]、[ネジ切り加工]、「座ぐり加工」、「面取り加工」で出力可能です。
サイクル200, 201, 202, 203, 204, 205 の動作パラメータを定義することができます。
操作・画面
STEP、CATIA V5インポートのレイヤ対応
「色属性」と同様に「レイヤ属性」も変換されます。
加工名、出力ファイル名の連番付きリネーム機能を追加
ユーザデータベースからコピーした加工名称を、管理しやすい名前に一括で変更できます。
加工名の連番付きリネーム
出力ファイル名の連番付きリネーム
[シミュレーション]タブ
出力ファイル名の連番付きリネーム
[リポスト・インフォメーション]タブ
CL編集機能
操作性の改善
「移動/コピー」、「CL削除」、「設定変更」の各機能の選択方法をツールバーのドロップダウンリストに変更しました。
画面操作に無駄がなくなり操作性が向上しました。
ブロック単位削除の新設
「Zレベル」、「切削」、「セグメント」、「アプローチ」単位でのCL選択が可能です。
削除対象のCLを要素で限定することで、操作ミスを防ぎます。